教員紹介

松本 裕行(まつもと ひろゆき)

松本 裕行

  • 自然情報学科数理情報系
  • 教授
  • 研究科棟308
  • matsu@is.nagoya-u.ac.jp

研究内容

確率論・確率過程論とその応用にかんして研究している。これらはランダムな現象を扱う数学モデルの構成に用いられるが、最近では物理学・生物学などの自然科学のみならず、株価の数学モデルにも用いられ、数理ファイナンスという理論も盛んに研究されている。ニュートンやライプニッツが構築した微積分学が力学などの物理学の発展に重要な役割を果たしているように、確率解析と呼ばれる、伊藤清先生など日本人が発展に大きな寄与をしている理論がそこでは中心的な役割を果たしている。学生時代から興味を持っている確率論とその微分作用素の解析などの他の数学への応用について研究を続けているが、最近では数理ファイナンスおよび数理ファイナンスの理論に現れる確率論の問題についても研究を行っている。