教員紹介

吉田 久美(よしだ くみ)

吉田 久美

研究内容

生命は複雑系であり、そのシステムにおいては、多くの分子が相互に情報交換しながら機能を担います。ゲノムに書き込まれた遺伝情報は、タンパクへと翻訳され、タンパクはさらに高分子、中分子、低分子有機化合物を生合成して生命を維持しています。私のグループでは、さまざまな生命現象のプロセスを、物質を基盤に解明すること、さらにその機能を応用展開することを目指しています。研究対象の中心は花色素アントシアニンをはじめとするポリフェール類で、その構造や機能性発現の仕組みから色素増感太陽電池材料への応用研究までを、天然物化学、超分子化学、合成化学、計算化学、分析化学、植物生理学、分子生物学などを融合させた新たな生命科学を拓きたいと考えています。

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