教員紹介

夏原 由博(なつはら よしひろ)

夏原 由博

研究内容

専門は、保全生物学。ラオスでは、田んぼからたくさんの木が生えている。そして、農民に聞くと、たいていどの木の名前も教えてくれる。生活に役立つ木だから。ところが、私たちは、地球上の生物を何種知っているだろうか。人類は、他の生物や生態系の恩恵を受けて暮らしている一方で、生態系を大きく変えてしまった。そうした変化が積み重なると、突然、生態系の機能が変わることがある。私は、特に、森・川・海・里といった、異なる生態系の組み合わせや配置に注目している。生態系の組み合わせによって、新しい機能が生み出される。また、里山のように、人間活動が生み出した生態系も重要視されている。こうした課題は、従来の生態学が、人の影響のない均質な環境における観測を前提としていたことと大きく異なっている。具体的な研究テーマは、(1)両生類や小型ほ乳類の、生息地評価や絶滅リスク推定、(2)生態系のつながりを評価するための指標選定、(3)生物多様性を活かした地域づくりなど。

画面が見にくいと感じる方へ

本サイトは、ユニバーサルデザインに配慮したサイト設計を心がけていますが、画面が見にくいと感じる方は下記のオプションで見やすく変更できます。

文字サイズ:
背景色を変更:
背景をグレーに