教員紹介

柳浦 睦憲(やぎうら むつのり)

柳浦 睦憲

研究内容

「今いる所から目的地までの最も短いルートはどれだろう」ということを考える機会がときどきあると思います.このように最も良い方策を見つける問題を一般に最適化問題と呼びます.このような最適化問題の中でもとくに組合せ的な構造を持つ組合せ最適化問題に興味を持って研究を行っています.たとえば,さまざまな形の箱をできるだけ隙間なくコンテナに詰め込む,看護師の要望をできるだけ反映した勤務表を作成する,宅配便の効率的な配送計画を行うなど,解決すべき組合せ最適化問題は世の中に無数に存在します.最適化の対象は効率化だけではありません. 夏休みに片道切符1枚でどれだけ長く鉄道旅行できるかを考えるのも,最適化問題のひとつです. このような問題をコンピュータを用いて解くには,問題を解くための手続きを設計する必要があります.そのような手続きのことをアルゴリズムと呼びます.出発地から目的地までの最短のルートを求める問題には効率の良いアルゴリズムがあり,カーナビなどに応用されています. しかし,「いくつかのお店で買い物をして自宅に帰るまでの最短のルートを求める」という問題は,一見最初の問題に似ているように思えるにもかかわらず,難しいことが知られています.問題の難しさを解明したり,効率の良いアルゴリズムを開発するのが主要な研究テーマです. 多くの現実問題を解決できる便利なアルゴリズムを作りたいと思っています.

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